2008.09.08 (Mon)
ミクが歌う幻想郷・東方VOCALOID
ニコニコ動画の三大創作ジャンル、通称「ニコニコ御三家」の中で、「VOCALOID」と「東方Project」の要素を併せ持った作品に付けられるタグが「東方VOCALOID」(東方ミク)です。
→ニコニコでの東方Project(通称・東方)についてはニコニコ大百科「東方Project」へ
→アイドルマスターとのコラボについては「歌姫とアイドルの共演・Voc@loidM@ster」へ
東方Projectは同人として歴史が長く、規模も大きいジャンルです。その創作技術の特色は、原作者
ZUN氏の素晴らしい楽曲を元にした様々な「アレンジ」にありますが、主な発表の場はニコニコ動画よりは同人イベントやコミケにあり、ニコニコ動画で人気の東方系動画もそれらからの転載の割合が
多いという特徴があります。
「東方VOCALOID」(東方ミク)は三大ジャンル間のコラボタグ三つの中で二番目に作品数の多いタグですが、ファン文化自体の関わりも深い「Voc@loidM@ster」と違って、ジャンル同士の交流のようなものはほとんどありません。「東方VOCALOID」のタグも完全に整備されてはおらず、「東方ミク」「東方野菜汁」などに分散していて、分類タグ自体が付けらない事も多いようです。
しかし、「ツールとしてのVOCALOID」の東方との関わりは比較的古く、ニコニコ動画ができるより前、最初のVOCALOIDである「LOLA」「LEON」の発売直後からVOCALOIDの歌う東方曲カバーが発表されていました。東方アレンジ曲の中にも、VOCALOIDが歌っているものがオリジナルの作品もあります。
ニコニコ動画ができて初音ミクがブームになってからは、ボーカロイドでカバーする題材として東方曲は人気があり、多くの名カバーが作られました。現在でも、ニコニコ動画の「東方VOCALOID」動画は多くが既存の東方曲をボーカロイドでカバーした作品になっています。
【初音ミク】sweet little sister[U.N.オーエンは彼女なのか?]【まじめに】
東方曲「U.N.オーエンは彼女なのか?」をサークル「Silver Forest」がボーカルアレンジしたものを、
フルみっくPがミクでカバーした作品です。
原曲の【U.N.オーエンは彼女なのか?】VocalArrange −sweet little sister−はニコニコ動画の東方
ジャンルで最も再生数の多い人気動画で、原作ゲーム「東方紅魔郷」のEXボス・フランドールの
テーマ曲をアレンジしてオリジナルの歌詞とボーカルをつけた二次創作作品です。
この曲の低めで凄みのある歌声をミクでここまで再現するのは低音も得意なフルみっくPならではで、声の抑揚も忠実に表現しています。
フルみっくPはカバー職人の中でもミクによる東方曲カバーを特に多く作っているPで、他にも
「Sweets Time[U.N.オーエンは彼女なのか?]【囁き声】」、「フルみっくで 患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院」、「フルみっくで ケロ⑨destiny」、「フルみっくで シアワセうさぎ」などの作品があります。どれも神調教の傑作カバーです。
「東方VOCALOID」で最も多いのが、この作品ような東方ボーカルアレンジのカバー作品で、多くの
カバー職人が東方曲を手がけています。フルみっくPの他にはハロPの「Miracle∞Gumiracle」、awkさんの「ケロ⑨destiny」、クエン酸Pの「リンで魔理沙は大変なものをごっすんg(ry」、かうち姫Pの「「にとり」/舞風」などの名作カバーがあります。
【東方】ぽっぴっぽー【てゐ支店】
ニコニコ内でジャンルを超えたブームとなったラマーズPの「ぽっぴっぽー」に、東方キャラのPVをつけた動画です。
東方VOCALOIDとしては比較的珍しい東方曲カバー以外でのコラボ作品で、東方キャラ「てゐ」と
「鈴仙」のうさぎコンビが登場するノリのいい手書きPV動画です。
東方VOCALOIDの中で最も再生数が多く、とにかく数が多いぽっぴっぽー派生作品の中でも上位に位置する人気動画となっています。
PV作者の「ノヤ」さんは東方系PV職人で、代表作「ってゐ!~えいえんてゐVer~PV風」や「ラクト・ガール」などの大ヒットPVを手がけています。
ボーカロイドオリジナル曲に東方キャラのPVをつけた作品としては、他に「ダブルスカーレット」、「わりばし⑨」、「ハイセンスナンセンス」などがあります。どれも、東方に限らず様々なジャンルに波及するブームを作り出した曲を元にしています。
砕月 ~天零萃夢~ 1.40
「東方萃夢想」の萃香のテーマ曲「砕月」をアレンジして歌詞をつけたもので、MEIKOが歌っている曲です。アレンジ「飛絨毯」さん、作詞「あおぎり」さんによる作品で、飛絨毯さんのサイトで公開されました。
人との絆を奪われ伝説に消えゆく鬼たちを物語る奥深い歌詞と、それに負けない素晴らしいMEIKOの調声ですが、オリジナルは少し音量が低く聞き取りづらいのでこの動画は飛絨毯さんが再調整を行った修正版です。
VOCALOIDブームどころかニコニコ動画ができるより前の2005年4月に発表された作品で、カバーではなく最初からMEIKOが歌っているものがオリジナルとなりますが、VOCALOIDの存在を知らず普通に人間が歌っていると思っていた人も多かったようです。
東方アレンジ曲をVOCALOIDに歌わせて発表する例は他にもいくつもあり、ツールとしてのVOCALOIDと東方は、DTMという共通点もあって古くから関わりを持っていました。現在も残っている中で最も古いのは、LOLAを使って2004年3月に2chVOCALOIDスレで発表された「おてんば恋娘-Vocaloidver-」(ファユファユ、雪ちよちよ、などの別名あり)だと言われています。2004年3月と言うと、世界初の正式VOCALOIDであるLOLAとLEONが一般販売された月なので、VOCALOIDは誕生の直後から
東方曲を歌っていた事になります。とはいえ、ボーカロイドジャンル自体が存在しないので、この時点では単なるDTMの1ツールを使用したという以上の意味はありません。
【MikuMikuDance】にとりの唄をミク達に踊らせてみた
「東方風神録」の河城にとりのテーマ曲「芥川龍之介の河童」にネタ系の歌詞をつけた「にとりの唄」を、ワンカップPがMEIKOとミクのコンビに歌わせた動画、に合わせて二人のミクが踊るMikuMikuDance動画です。
のん気でちょっとアホっぽい歌詞と三拍子のリズムがワンカップP独特の優しい調声とよく合っていて、MMDの振り付けもかわいく作られています。歌はミクとMEIKOですが、この動画を見たワンカップPによって、動画の内容に合ったミク×2の歌に差し替えたバージョンも作られました。
MMDの東方系作品はまだそれほど多くはありませんが、東方キャラのMMDモデルや幻想郷の背景も次々と作られているので、今後は増えていくかもしれません。この作品では東方曲に合わせてミクが踊っていますが、逆のパターンでミクオリジナル曲に合わせて東方キャラ(輝夜・永琳・鈴仙)が踊る動画「WhiteLetter 永遠亭ver」もあります。
ワンカップPはこの「にとりの唄」や「おてんば恋娘(雪ちよちよ)」などの曲を気に入っているようで、
新しいボーカロイドを入手するとまずこれらの曲を歌わせて投稿するのが恒例になっています。
「~が来ない愛のテーマ」と共に「ワンカップPの恒例行事」と呼ばれることもあり、ボーカロイドファンにとっても馴染みのある曲です。
初音ミクで「少女さとり」+α
独自の路線で東方曲に歌詞をつけてボーカロイドに歌わせ続ける東方VOCALOID作者「YAMADA-SUN」による作品。原曲は「東方地霊殿」古明地さとりのテーマ曲「少女さとり ~ 3rd eye」です。
地霊殿の主にして心を読む妖怪「古明地さとり」が、深刻な悩み(?)を打ち明ける歌で、後半はトークロイドになっています。
YAMADA-SUNは、「カリスマブレイクに定評のあるうp主」という別名でも知られていて、東方のボスキャラクターのカリスマ性を次々と崩壊させていく独特のオリジナル歌詞をミクやリンに歌わせるのが作風です。イラストも非常に味があり、登場する東方キャラがなぜか全員はちゅね顔になっています。おかげでサムネイルも異様な存在感を放っていて、一目で特定できます。とにかくボーカロイド
要素と東方要素が妙な混ざり方をしていて、他にはない独特のスタイルの作者さんです。
YAMADA-SUNはこれ以外にも同じスタイルで多くの東方VOCALOID作品を発表していて、
「少女幻葬」、「もう歌しか聞こえない」、「ネイティブフェイス」など多くの人気作品を作っています。
【鏡音リン】午後のウサギ【うどんげ】
「東方永夜抄」鈴仙・優曇華院・イナバのテーマ曲「狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon」を、ボーカロイド作者のラムネPがアレンジしてリンに歌わせた作品です。
「狂気の瞳」は、IOSYSさんによる「患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院」の激しく狂った
高速アレンジが有名ですが、この「午後のウサギ」では優しくほのぼのした曲にアレンジされていて、リンが素朴に歌っています。
原作ゲームの限られた原曲から様々なアレンジを作り出すのが東方ジャンルならではの音楽創作のメインで、人気曲には無数のアレンジバージョンやボーカルが存在します。しかし、その創作の中心となるのはあくまで同人誌即売会などのイベントやそれに参加するサークルで、ニコニコ動画で人気の東方系音楽動画は同人CDなどから転載されているものも多く、議論の対象になっています。
その中で、この作品のようにニコニコ動画内で独自に創作された東方曲アレンジには「東方自作アレンジ」というタグが付けられ、区別されているようです。
VOCALOIDを使った東方自作アレンジとしては、東方・ボーカロイド両方のファンに支持され大人気となった「チルノのすうがく教室」などがあります。
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東方Projectは同人として歴史が長く、規模も大きいジャンルです。その創作技術の特色は、原作者
ZUN氏の素晴らしい楽曲を元にした様々な「アレンジ」にありますが、主な発表の場はニコニコ動画よりは同人イベントやコミケにあり、ニコニコ動画で人気の東方系動画もそれらからの転載の割合が
多いという特徴があります。
「東方VOCALOID」(東方ミク)は三大ジャンル間のコラボタグ三つの中で二番目に作品数の多いタグですが、ファン文化自体の関わりも深い「Voc@loidM@ster」と違って、ジャンル同士の交流のようなものはほとんどありません。「東方VOCALOID」のタグも完全に整備されてはおらず、「東方ミク」「東方野菜汁」などに分散していて、分類タグ自体が付けらない事も多いようです。
しかし、「ツールとしてのVOCALOID」の東方との関わりは比較的古く、ニコニコ動画ができるより前、最初のVOCALOIDである「LOLA」「LEON」の発売直後からVOCALOIDの歌う東方曲カバーが発表されていました。東方アレンジ曲の中にも、VOCALOIDが歌っているものがオリジナルの作品もあります。
ニコニコ動画ができて初音ミクがブームになってからは、ボーカロイドでカバーする題材として東方曲は人気があり、多くの名カバーが作られました。現在でも、ニコニコ動画の「東方VOCALOID」動画は多くが既存の東方曲をボーカロイドでカバーした作品になっています。
【初音ミク】sweet little sister[U.N.オーエンは彼女なのか?]【まじめに】
東方曲「U.N.オーエンは彼女なのか?」をサークル「Silver Forest」がボーカルアレンジしたものを、
フルみっくPがミクでカバーした作品です。
原曲の【U.N.オーエンは彼女なのか?】VocalArrange −sweet little sister−はニコニコ動画の東方
ジャンルで最も再生数の多い人気動画で、原作ゲーム「東方紅魔郷」のEXボス・フランドールの
テーマ曲をアレンジしてオリジナルの歌詞とボーカルをつけた二次創作作品です。
この曲の低めで凄みのある歌声をミクでここまで再現するのは低音も得意なフルみっくPならではで、声の抑揚も忠実に表現しています。
フルみっくPはカバー職人の中でもミクによる東方曲カバーを特に多く作っているPで、他にも
「Sweets Time[U.N.オーエンは彼女なのか?]【囁き声】」、「フルみっくで 患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院」、「フルみっくで ケロ⑨destiny」、「フルみっくで シアワセうさぎ」などの作品があります。どれも神調教の傑作カバーです。
「東方VOCALOID」で最も多いのが、この作品ような東方ボーカルアレンジのカバー作品で、多くの
カバー職人が東方曲を手がけています。フルみっくPの他にはハロPの「Miracle∞Gumiracle」、awkさんの「ケロ⑨destiny」、クエン酸Pの「リンで魔理沙は大変なものをごっすんg(ry」、かうち姫Pの「「にとり」/舞風」などの名作カバーがあります。
【東方】ぽっぴっぽー【てゐ支店】
ニコニコ内でジャンルを超えたブームとなったラマーズPの「ぽっぴっぽー」に、東方キャラのPVをつけた動画です。
東方VOCALOIDとしては比較的珍しい東方曲カバー以外でのコラボ作品で、東方キャラ「てゐ」と
「鈴仙」のうさぎコンビが登場するノリのいい手書きPV動画です。
東方VOCALOIDの中で最も再生数が多く、とにかく数が多いぽっぴっぽー派生作品の中でも上位に位置する人気動画となっています。
PV作者の「ノヤ」さんは東方系PV職人で、代表作「ってゐ!~えいえんてゐVer~PV風」や「ラクト・ガール」などの大ヒットPVを手がけています。
ボーカロイドオリジナル曲に東方キャラのPVをつけた作品としては、他に「ダブルスカーレット」、「わりばし⑨」、「ハイセンスナンセンス」などがあります。どれも、東方に限らず様々なジャンルに波及するブームを作り出した曲を元にしています。
砕月 ~天零萃夢~ 1.40
「東方萃夢想」の萃香のテーマ曲「砕月」をアレンジして歌詞をつけたもので、MEIKOが歌っている曲です。アレンジ「飛絨毯」さん、作詞「あおぎり」さんによる作品で、飛絨毯さんのサイトで公開されました。
人との絆を奪われ伝説に消えゆく鬼たちを物語る奥深い歌詞と、それに負けない素晴らしいMEIKOの調声ですが、オリジナルは少し音量が低く聞き取りづらいのでこの動画は飛絨毯さんが再調整を行った修正版です。
VOCALOIDブームどころかニコニコ動画ができるより前の2005年4月に発表された作品で、カバーではなく最初からMEIKOが歌っているものがオリジナルとなりますが、VOCALOIDの存在を知らず普通に人間が歌っていると思っていた人も多かったようです。
東方アレンジ曲をVOCALOIDに歌わせて発表する例は他にもいくつもあり、ツールとしてのVOCALOIDと東方は、DTMという共通点もあって古くから関わりを持っていました。現在も残っている中で最も古いのは、LOLAを使って2004年3月に2chVOCALOIDスレで発表された「おてんば恋娘-Vocaloidver-」(ファユファユ、雪ちよちよ、などの別名あり)だと言われています。2004年3月と言うと、世界初の正式VOCALOIDであるLOLAとLEONが一般販売された月なので、VOCALOIDは誕生の直後から
東方曲を歌っていた事になります。とはいえ、ボーカロイドジャンル自体が存在しないので、この時点では単なるDTMの1ツールを使用したという以上の意味はありません。
【MikuMikuDance】にとりの唄をミク達に踊らせてみた
「東方風神録」の河城にとりのテーマ曲「芥川龍之介の河童」にネタ系の歌詞をつけた「にとりの唄」を、ワンカップPがMEIKOとミクのコンビに歌わせた動画、に合わせて二人のミクが踊るMikuMikuDance動画です。
のん気でちょっとアホっぽい歌詞と三拍子のリズムがワンカップP独特の優しい調声とよく合っていて、MMDの振り付けもかわいく作られています。歌はミクとMEIKOですが、この動画を見たワンカップPによって、動画の内容に合ったミク×2の歌に差し替えたバージョンも作られました。
MMDの東方系作品はまだそれほど多くはありませんが、東方キャラのMMDモデルや幻想郷の背景も次々と作られているので、今後は増えていくかもしれません。この作品では東方曲に合わせてミクが踊っていますが、逆のパターンでミクオリジナル曲に合わせて東方キャラ(輝夜・永琳・鈴仙)が踊る動画「WhiteLetter 永遠亭ver」もあります。
ワンカップPはこの「にとりの唄」や「おてんば恋娘(雪ちよちよ)」などの曲を気に入っているようで、
新しいボーカロイドを入手するとまずこれらの曲を歌わせて投稿するのが恒例になっています。
「~が来ない愛のテーマ」と共に「ワンカップPの恒例行事」と呼ばれることもあり、ボーカロイドファンにとっても馴染みのある曲です。
初音ミクで「少女さとり」+α
独自の路線で東方曲に歌詞をつけてボーカロイドに歌わせ続ける東方VOCALOID作者「YAMADA-SUN」による作品。原曲は「東方地霊殿」古明地さとりのテーマ曲「少女さとり ~ 3rd eye」です。
地霊殿の主にして心を読む妖怪「古明地さとり」が、深刻な悩み(?)を打ち明ける歌で、後半はトークロイドになっています。
YAMADA-SUNは、「カリスマブレイクに定評のあるうp主」という別名でも知られていて、東方のボスキャラクターのカリスマ性を次々と崩壊させていく独特のオリジナル歌詞をミクやリンに歌わせるのが作風です。イラストも非常に味があり、登場する東方キャラがなぜか全員はちゅね顔になっています。おかげでサムネイルも異様な存在感を放っていて、一目で特定できます。とにかくボーカロイド
要素と東方要素が妙な混ざり方をしていて、他にはない独特のスタイルの作者さんです。
YAMADA-SUNはこれ以外にも同じスタイルで多くの東方VOCALOID作品を発表していて、
「少女幻葬」、「もう歌しか聞こえない」、「ネイティブフェイス」など多くの人気作品を作っています。
【鏡音リン】午後のウサギ【うどんげ】
「東方永夜抄」鈴仙・優曇華院・イナバのテーマ曲「狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon」を、ボーカロイド作者のラムネPがアレンジしてリンに歌わせた作品です。
「狂気の瞳」は、IOSYSさんによる「患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院」の激しく狂った
高速アレンジが有名ですが、この「午後のウサギ」では優しくほのぼのした曲にアレンジされていて、リンが素朴に歌っています。
原作ゲームの限られた原曲から様々なアレンジを作り出すのが東方ジャンルならではの音楽創作のメインで、人気曲には無数のアレンジバージョンやボーカルが存在します。しかし、その創作の中心となるのはあくまで同人誌即売会などのイベントやそれに参加するサークルで、ニコニコ動画で人気の東方系音楽動画は同人CDなどから転載されているものも多く、議論の対象になっています。
その中で、この作品のようにニコニコ動画内で独自に創作された東方曲アレンジには「東方自作アレンジ」というタグが付けられ、区別されているようです。
VOCALOIDを使った東方自作アレンジとしては、東方・ボーカロイド両方のファンに支持され大人気となった「チルノのすうがく教室」などがあります。
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