2008.11.10 (Mon)
暴走する超高速歌唱 cosMo(暴走P)作品
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初音ミク曲で一番人気のキャラクターソングと言えば超有名曲「みくみくにしてあげる♪」ですが、
キャラクターソングの中でその「みくみく」に次ぐ第二位の人気を持っているのが、まったくタイプの
違う「初音ミクの消失(LONG VERSION)」です。
その作者の「cosMo(暴走P)」さんは20以上の殿堂入り曲を持つトップPの一人で、独自のスタイルの
キャラクターソングを多く発表しています。
「cosMo(暴走P)」さんの作品の特徴としては、「電波的な歌詞」と「超高速歌唱」が有名です。
特に、VOCALOIDの性能限界に挑戦する圧倒的な高速曲は、人間には歌えない「初音ミクならではの歌」の一つの方向性を示していると言えるかもしれません。それだけに「歌ってみた」歌手達の
挑戦心を刺激するようで、多くの歌い手がcosMo作品のカバーにチャレンジしました。
初音ミクブーム最初期から活動しているPの一人としてミクを主題とした曲をメインに発表していましたが、「Θ」(かぷせる)以降は非キャラクターソングやリン・レンをメインに使った曲も発表しています。
cosMoさんの作品には、ひたすら明るく可愛い電波曲と、シリアスでどこか後ろ向きな曲という両極端なタイプがあり、曲調によっては「コスモ(魔法少女P)」がタグロックされている事もあります。どちらのタイプの曲もピアノが効果的に使われていて、また、VOCALOIDによるトーク部分も非常に高いレベルの調教になっています。元々絵が専門分野だったということで、多くの作品で自らイラストを描いている他、自分の曲を自分で歌う「歌うP」としても作品を発表するなど、マルチな才能を持つPでもあります。
ちなみに、ハンドルネーム「cosMo」の由来は、尊敬する作曲家(TOMOSUKE氏)の名言「オノレ・コスモ」から取ったと言うことで、Mが大文字なのはコスモ石油と間違えられないように、だそうです。
cosMoさんの曲のCDは、現在までに同人CD2枚、一般流通CD1枚が作られています。
初のメジャーCDとなる「少女の空想庭園+」には、発表済みの人気曲6曲と書き下ろし5曲が収録されていて、ジャケットイラストは、ニコニコ動画でもコンビを組むことがあるcosMoさんのイトコのイラストレーター「ナナシ」さんが担当しています。このCDの最大の特長は、曲を初音ミクではなくプロの歌手である「真優」さん(代表曲は、TVアニメ「ラムネ」主題歌など)が歌っている事です。真優さんの大ファンと公言するcosMoさんの希望が実現したコラボですが、ミクではないことにガッカリするファンもいたようです。また、ギターに「若干P」、コーラスに「風雅なおと」さん(KAITOの中の人)が参加しており、非常に豪華なメンバーのCDになっています。
初音ミクオリジナル曲 「ミクとピアノとファンタジィ」
初音ミクオリジナル曲 「初音ミクの消失(LONG VERSION)」
鏡音レンオリジナル曲 「鏡音レンの暴走(LONG VERSION)」
鏡音リンオリジナル曲 「ミヤコワスレ」
初音ミクオリジナル曲 「少女の空想庭園」
初音ミク・鏡音リンオリジナル曲 「園庭想空の女少」

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ボカロ初心者?ですが、
参考にさせていただきました、ありがとうございます!