2010.07.27 (Tue)

「VocaListener2(ぼかりす2)」のデモ動画「大漁船」8種が公開(雑記)

26日夜、産業技術総合研究所(産総研)で研究中の新しい技術「VocaListener2(ぼかりす2)」のデモンストレーション動画がニコニコ動画で公開されました。
これは、7月28日に行われる「情報処理学会 音楽情報科学研究会」での産総研の発表「VocaListener2: ユーザ歌唱の音高と音量だけでなく声色変化も真似る歌声合成システムの提案」に合わせて投稿された先行デモで、2008年4月に投稿されて大きな話題となった「ぼかりす」の発展版のようです。投稿者コメントの解説によれば、「ぼかりす」の「ユーザ歌唱の音高と音量を真似る」機能に加えて、さらに「声色変化」も真似る事ができるようになったのが「ぼかりす2」ということのようです。解説文だけではいまいちピンと来ませんが、実際にデモ動画を見ると違いがよくわかると思います。

情報処理学会 音楽情報科学研究会(夏シンポ2010)イベント企画
スペシャルセッション「歌声情報処理最前線!」


3D声色空間、疑似Append―ぼかりす2が実現する音色変化の魔術 ITmedia オルタナティブ・ブログ


 【初音ミク】 大漁船 【ぼかりす2】

曲はいつもの「大漁船」です。
使用されているVOCALOIDは「初音ミクAppend」ですが、画面で解るように7種類全てのライブラリが全て同時に使われていて、めまぐるしく切り替わりながら一つの歌声として合成されているようです。これによって、複雑な「声色変化」を再現しているのだと思われます。画面右下の跳ね回る点は、音高・音量・声色の変化を三次元的に表したものでしょうか? 「ぼかりす」も人間のような歌唱で発表当時は驚いたものですが、「ぼかりす2」でさらにリアルになって、抑揚の不自然な部分もほとんど無くなっているようです。
さらに、初音ミクAppendの歌唱データを元に合成された「鏡音リン擬似Append」各種と、それを全て用いた「ぼかりす2」デモも公開されています。こちらもかなりリアルな歌声になっていますね。
この「ぼかりす」技術がどのよう形で実用化されるのかはまだ見えてきていませんが、VOCALOIDの発展・一般化とも関係する技術で、非常に興味深いです。



 【鏡音リン擬似Append】 大漁船 【ぼかりす2】(DARK)


 【鏡音リン擬似Append】 大漁船 【ぼかりす2】(LIGHT)


 【鏡音リン擬似Append】 大漁船 【ぼかりす2】(SOFT)


 【鏡音リン擬似Append】 大漁船 【ぼかりす2】(SOLID)


 【鏡音リン擬似Append】 大漁船 【ぼかりす2】(SWEET)


 【鏡音リン擬似Append】 大漁船 【ぼかりす2】(VIVID)


 【鏡音リンACT2】 大漁船 【ぼかりす2】




情報処理学会 音楽情報科学研究会(夏シンポ2010)イベント企画 スペシャルセッション「歌声情報処理最前線!」が、ニコニコ生放送で中継されます。
産総研の「VocaListener2: ユーザ歌唱の音高と音量だけでなく声色変化も真似る歌声合成システムの提案」の発表の他、歌声合成システム 「Sinsy」や、歌唱曲自動作曲システム 「Orpheus」についての講演なども行われる予定です。「歌声情報処理」に関する様々な研究の成果が見れるので、興味のある方はチェックしてみてください。
放送は7/28(水) 開場13:27~18:00までの予定です。


【関連記事】
人に近付くミクの歌声 ぼかりす騒動


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