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2008.07.02 (Wed)

総合作品 オリジナル曲3DPV

初音ミクやボーカロイド関連動画には様々なジャンルの動画がありますが、複数の作者が関わり、時間と技術とセンスが必要とされる「VOCALOID-PV」は、様々な技術が結集して完成する総合作品と言えます。ここで言う「PV」とはPromotion Video(プロモーションビデオ )の事で、曲を紹介して知名度を上げるために作られる映像作品の事を指します。
PVを見て曲のファンになるという人も多く、ボーカロイド動画視聴初級者には「VOCALOID-PV」動画巡りがおススメです。
そのボーカロイド曲PVの中でも「3DPV」は、製作に大変な技術と時間が必要ですが、クオリティの高い作品が多いジャンルです。
→3D以外のPVについては「手書き・アニメ・実写 様々なミクPV」




 【初音ミク】VOiCE【3DPVっぽい何か】
ミクオリジナル曲「VOiCE」の3DPVです。
恐らくプロが関わっていると思われる脅威的なクオリティの3Dアニメーションで、幼いミクとロボットの絆を描いた一つの独立した物語になっています。
曲のPVというよりも、曲から着想を得た3Dアニメ作品のBGMとして元曲を使っていると言ったほうがいいかも知れません。

 


 3DみくみくPV♪
最高の再生数とコメント数を持つ3DPVで、曲は初音ミクの象徴とも言えるオリジナルキャラクターソング「みくみくにしてあげる♪」を使っています。テレビなど、ニコニコ動画以外のメディアで初音ミクが紹介されるときには、代表曲として「みくみくにしてあげる♪」が使われることが多いのですが、大抵の場合バックの映像にはこのPVが使われます。
同人などで活動している3D職人チームが作った動画で、プロ級のクオリティで3Dミクが動きまくります。
元歌のイメージというよりも、初音ミクのキャラクターのPVと言うべき内容で、「ネギ」「アホの子」などのお決まりのキーワードの他に、今までニコニコ動画で作られてきたミク関連3D動画のパロディーがたくさん隠されています。
動きや演出がいいだけでなく、盛りだくさんの内容でとても楽しい動画です。



 【meiko】Various feelings【PV】
精巧なデザインで人気のある「キオ式3Dモデル」のMEIKO・咲音メイコ・FL-Chanを使った3DPVです。
「MEIKO生誕祭2008」で発表された作品で、shu-tPの名曲「Various feelings」に合わせてキオ式MEIKOをメインに使った、ハイクオリティのPVとして人気になりました。
美麗なデザインで人気の高い「キオ式3D」モデルは、作者のキオさんによってフリーで配布されていて誰でも使うことができますが、完成しているモデルを使ったとしても3DPV制作には大変な手間と時間がかかり、専門的な技術だけでなく曲やキャラクターへの愛がないと完成させるのは難しいようです。
この作品もMEIKOの誕生日に合わせて何ヶ月もかかったそうで、丁寧な仕事に定評のあるPV作者ブラザーPの苦労が想像できます。



 【MMD】shiningray【PV】
ミクオリジナル曲「shiningray」に、MMD(MikuMikuDance)で3DアニメーションのPVを付けたものです。
MMDは、有志によって開発・無償公開されている3DPV製作ソフトで、誰でも使えることを第一にしているため非常に容量が小さく、動作も軽いという特長があります。それでいて、曲に合わせて口を動かすリップシンクや、様々な自作アクセサリーの追加などが可能な高性能フリーソフトです。
キオ式などの3Dモデルと比べるとかなりコミカライズされた姿ですが、はるかに短時間に製作できて、ダイナミックに動かせるのが強みです。
このPVは、MMDを使ってまるでドラマのように曲の内容を表現していて、高く評価されました。
「MMD・みくみくダンスPV」



 【Project DIVA】ボカラン詐欺 - 初音ミク・リン・ルカ【第二次七夕革命】
2009年7月に発売されたPSPゲーム「初音ミク-ProjectDIVA-」のエディット機能を使ったPVで、曲はボカラン一位にもなったパイパンPの人気曲「ボカラン詐欺」です。
「初音ミク-ProjectDIVA-」はボーカロイドのキャラクターと曲を使用したリズムゲームですが、売りの一つである自由度の高いエディット機能によって、ゲームの3DモデルによるダンスPVが作れる3D動画制作ツールとしても使うことができます。
専用ソフトであるMMDなどと比べれば自由度は落ちますが、豊富な衣装やモーションキャプチャーを駆使した滑らかなダンスモーションにはMMDなどとはまた違った魅力があり、3DPVの一ジャンルとして動画数が増えてきているようです。
この「初音ミクDIVAモデル」は、ゲームだけでなく仮想空間「PlayStation Home」におけるバーチャルライブや、アニサマ、ミクFESといったライブイベントでも活用されており、今では初音ミクの代表的な3Dモデルの一つになっています。



 ◆初音ミク◆黄昏サーカス◆PV◆ 
ミクオリジナル曲「黄昏サーカス」の3DPVです。
テレビ局で放映していてもおかしくないほどのクオリティのPVで、踊り続ける自動人形とサーカスの情景を雰囲気のある3Dで描いています。
ボーカロイドオリジナル曲3DPVには、時々こういったプロ並の作品が突然投稿される事がありますが、もうこれはほんとにプロなんじゃないかと思います。有名Pの中にはプロが何人もいるので、PV作者にもいてもおかしくない気もします。
ニコニコ動画では、プロと素人の垣根が低くなっているのかもしれません。



 【初音ミク・3DPV】machine muzik
「鼎沙耶」さんのミクオリジナル曲「machine muzik」に、プロの3DCGデザイナーでもある「Deino」さんが3DPVを付けたものです。
ミクの声と判別できないほど加工したサイバーな原曲に合わせて、Deinoさんデザインの異形の世界でケイ素生物系ミク達が踊り、音楽を奏でます。「電子ドラッグ」と言われた原曲の個性に負けることなく、全ての動きが曲のタイミングと合致してリズムを取っている、まさに曲のために作られた動画です。
このPVは視聴者に強いインパクトを与え、賛否両論で話題になりました。
異形のミクや髑髏生物など一見グロテスクですが、内容的にはミクが友達と一緒に仲良く音楽を楽しんでいるというPVです。
ちなみに、Deinoさんはpixivでこのデザインのミクを多く描いており、それによればアゴや手足は普通の人間型のパーツもあって取り替えられる設定のようです。便利。


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テーマ : 初音ミク ジャンル : 音楽

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