2008.03.07 (Fri)
ミクの弟・鏡音レン
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男女ツインボーカル「CV02鏡音リン・レン」の内、少年の方が「鏡音レン」です。
名前は「連なる音」を意味し、LENはステレオの「L」でもあります。
服にデザインされた「ヘ音記号」は男性的な低音を象徴していると思われ、あらゆる面でリンの対になる存在である事が強調されています。
ボーカルとしてのレンは、ボーカロイドの中で唯一の少年声で、少年合唱団のような美声を持っています。
しかし、リン以上に滑舌が悪く鼻声気味で、うまく使いこなすのは難しいようです。
そのせいで「リンの付属品」などと言われてしまうこともありましたが、ACT2である程度は改善し、唯一の少年ボーカロイドとして多くの曲を歌っています。
キャラクターとしてのレンは、リンの双子の弟とされる事が多いようです。同じパッケージなのでやはりリンとのデュエットが多く、双子というのが想像力をかき立てるのか、ドラマチックな物語調の名曲が多く作られています。
初期のころはリンのキャラ付けが暴走気味だったため、一緒に暴れるいたずら小僧や、リンに振り回されるヘタレっぽいイメージのキャラが付くこともよくありました。また、他にはない少年声であることから「ショタレン」呼ばわりされたりすることもあるようです。もちろん男らしく描かれている作品も多く、ヘタレでもショタでもない格好良いレンは「イケレン」と呼ばれたりします。
【 鏡音レン / Fire◎Flower 】オリジナル曲
「歌ってみた」のトップ歌い手であり、プロのミュージシャンでもあるhalyosyさんのレンオリジナル曲で、Fire Flower=花火と少年の恋と夢を重ねた、夏の爽やかなロックです。
使いこなすのが難しいレンですが、こうした元気な少年声やロックとなると、やはり他に代わりがいないほど嵌まります。どちらかというとリンに近い高さの中性的な声で使われることの多いレンですが、この曲ではリンとはまったく違うレンならではの少年らしい歌声になっていて、夢を掴むために旅立つ若者の心情を力強く歌っています。
halyosyさんの爽やかなサウンドと、レンの歌声の良さが引き出されたこの作品は、多くのファンに愛されてレンの代表曲の一つとなっています。
【鏡音レン】悪ノ召使【中世物語風オリジナル】
レン最大のヒット曲で、物語音楽の第一人者「悪ノP」による作品です。ミリオン越えボーカロイド作品の一つでもあります。
この曲は、通称「悪ノシリーズ」と呼ばれる物語音楽シリーズの2曲目で、1曲目「悪ノ娘」、3曲目「リグレットメッセージ」(+4曲目「Re_birthday」どこまで含めるかで議論あり)も合わせて聞く事でより楽しめるようになっています。初めての人は、ぜひ「悪ノ娘」から聞いてみてください。
ある国の王家に生まれた双子(リン・レン)の辿る悲劇的なストーリーを歌にしたオリジナル曲で、非常に多くの派生作品があり、名作PVもいくつも作られています。また、2010年にはプロの劇団によって舞台演劇化されたり、悪ノP自身による小説化でも話題になりました。
このシリーズからP名が付いた「悪ノP」は、調声に多少癖があるもののドラマチックなストーリーで魅せる物語音楽を多く発表していて、リン・レンを代表するトップPの一人になっています。
【鏡音リン・レン】 オリジナル曲「R☆L滑舌探求歌」
【鏡音リン・鏡音レン】R☆L滑舌検証歌【オリジナル曲】
絶妙なラップ調の歌にのせて、リンレンのままならない発音性能を確認する作品です。
上の「滑舌探求歌」がノーマル版、下の「滑舌検証歌」が続編でACT2版になります。
リン・レンの声はパワーはあるものの滑舌が悪く、非常に扱いにくいボーカロイドと言われています。特にレンは「鼻声」と言われていて、上級者が使えばミク以上の表現力とリアルさを出せるのですが、簡単にはできません。
そのため、クリプトンはリン・レン発売から半年後に改善版の「ACT2」をリリースしました。
この動画ではリン・レン特有のクセを検証していて、二つの動画を比べることで通常版からACT2版でどれだけ滑舌が改善されたかがよく解ると思います。リンは大分改善されていますが、レンはかなりクセが残ったままのようです。まあ、愛があれば大丈夫。
曲としても素晴らしくノリが良く、滑舌も高レベルの名作です。
鏡音レンオリジナル曲 「鏡音レンの暴走(LONG VERSION)」
ミクの代表曲の一つである「初音ミクの暴走」のレンアレンジバージョンです。
発売初期に、リンに比べるとキャラクター的に影が薄いとされていたレンが、やっとキャラが立ってきたと思ったらショタや変態方面だった。そんな曲です。
性能面の問題で本気曲が出にくかったため、一部の需要が突出したのかネタ曲で暴走する傾向があったようで、この曲の他にも30人以上のP(有名P含む)によるアレンジ祭りになった「のぼり棒」や、26名ものP(一流P含む)による前例のない大規模コラボ作品「ぱんつのうた」などが殿堂入りしている他、実にストレートな「おちんちんランド国家」も人気があります。他にも「レンの将来が不安になる動画」タグで色々探せます。
「鏡音レンの暴走」もネタ曲ではありますが、トップPの作だけあってアレンジや調声にはまったく手を抜いていません。ACT2でのレンの滑舌を追求したということで、高速歌詞が驚くほど流暢に発音されています。特にサビの本気歌唱部分はレンの調声としては最高峰の一つですが、まあ、そんな事はどうでもいいほどにネタ曲です。
鏡音レンオリジナル曲 「右肩の蝶」
のりPのリンオリジナル曲「右肩の蝶」をレン用にアレンジしたセルフカバー曲です。J-POP風の曲とアダルトな雰囲気の詞でリン版・レン版共に人気となり、多くの「歌ってみた」カバーが作られたり、ゲーム「初音ミク-ProjectDIVA-」に収録されたりと、リン・レンの代表曲の一つとなっています。
作者であるのりPのブログによれば、当初は視聴者の要望に応えてリンをレンに差し替えるだけのつもりが、作っている内に興が乗って後半へ行けば行くほどリン版との違いが如実に現れる面白いアレンジになったのだそうです。
【鏡音レン】僕は灰猫【オリジナル曲】
曲:におP/作詞・イラスト・動画:裏花火さんによるレンオリジナル曲。
絵師である裏花火さんが自分の飼っている灰色の猫をイメージして書いた童謡風の詞を元に、ピアプロを介してにおPが曲を付けたコラボ作品です。
通常レンは低音が苦手とされていますが、この曲ではかなり個性的な低音に調声されていて、少し大人っぽくかっこいい「イケレン」の歌声を聞くことができます。
派生作品やカバー動画も作られており、別の作者が少年声レンでカバーしたバージョン「ぼくははいねこ」も、低音レンとはまた趣が違った良調教作品です。
【鏡音レンオリジナル】 VOCAL-ENGINE 【全部クルマ】
神調教トークロイドで知られる「ケフィアP」による初のオリジナル曲で、レンによるラップです。
どちらかというと語りを重視した作品で、そうでなくとも調教の難しいレンでここまでのラップが実現できているのは、トークロイドで磨かれたケフィアPならではです。
最大の特長はバックのエンジン音で、ケフィアPが自ら録音した本物のエンジン音で作られています。レンがどちらかというと控えめで淡々としている分、エンジンが唸りながら歌っているようにも感じられ、大迫力です。
2011/1/13更新

レン・・・・
ばりかわ
ばりかわ

秋桜 |
2011.11.03(木) 11:41 | URL |
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リンのために身代わりになるなんて…
でもそのレンが大好き