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2008.03.12 (Wed)

がくぽの妹・GUMI

VOCALOID2 Megpoid 初回限定版VOCALOID2 Megpoid 初回限定版

インターネット 2009-06-26

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インターネット社「AV(アーティスト・ボーカル)シリーズ」第二のボーカロイドとして作られたのが、
女声VOCALOID「Megpoid(メグッポイド)」です。
ニコニコ動画でも人気のある声優・歌手の「中島愛(めぐみ)」さんの声を元に作られ、ソフト名も
「めぐみ」という名前から取られました。がくっぽいどと同じくソフト名とキャラクター名が異なり、キャラクターは中島さんの子供の頃の愛称にちなんで「GUMI(グミ)」と名付けられています。

キャラクターデザインは漫画家「ゆうきまさみ」さんによるもので、昭和アイドル風を意識したような可愛い衣装と、頭にかけた大きなゴーグルが特徴的です。どことなく、中島愛さんの代表作マクロスFの「ランカ・リー」を思わせるデザインでもあります。
特にゴーグルは目立ちますが、これはボーカロイドファンでもあるゆうきまさみさんが「二次創作イラストでもキャラクターを判別しやすい象徴となるアイテム」としてデザインしたそうです。
ベルトのバックルや頭部のボタン部分は、YAMAHAの新世代音楽インターフェース「TENORI-ON」をモチーフにデザインされています。公式イラストでの独特な頭部指差しポーズは、TENORI-ONのファンクションボタンの操作(側面のボタンを押しながら別の操作をする)を表していると思われます。

歌声はとてもリアルで人間らしく、それでいて癖がない素直な声をしています。
いくつかの音で滑舌が悪くなるためミクほど初心者向けではありませんが、声のリアルさではボーカロイドの中でもトップクラスです。AVシリーズの特徴であるモデル歌手の再現度も高く、中島愛さんそっくりの声で歌う事ができます。
GUMIは発売当時にCVシリーズのようなキャラクター人気の面で盛り上がらず、持ち物戦争やデフォルメ化も起こりませんでした。しかし、逆にそのキャラクターイメージの希薄さが今ではGUMIの特長となっていて、特別ではない極普通の女の子の視点の曲で人気を獲得しています。




 【GUMI】モザイクロール【オリジナル曲PV付】
男女の微妙な感情を歌った曲を得意とする「DECO*27(デコ・ニーナ)」さんのGUMIオリジナル曲で、現在GUMIオリジナル曲で最も多く再生されている動画です。メグッポイド最初のミリオン達成作品であり、週刊VOCALOIDランキングでもGUMI動画として初の一位を獲得するなど、GUMIの代表曲と言えます。
難解で幾通りもの解釈が可能な歌詞や、「akka」さん「mirto」さんとのコラボで作られた高クオリティのPV動画などが人気で、非常に熱心なファンが多く、「歌ってみた」など多くの派生動画が作られている名作です。
GUMIは初期にキャラクター人気が盛り上がらず、ささくれPなど一部の人気Pを除いてヒットにも恵まれませんでしたが、発売から1年後の2010年春ごろからはリアルで素朴な歌声が再評価されるようになり、特に等身大の恋愛ソングで人気曲が幾つも作られるようになりました。
その中でも特に大きな人気を獲得してGUMIを代表する作者として知られるようになったのがDECO*27さんで、この「モザイクロール」の他に、GUMIデビュー作である「弱虫モンブラン」でもミリオン再生を達成しています。



 【めぐっぽいどオリジナル曲】ぼくらの16bit戦争【PV付き】
チップチューンなどのピコピコサウンドを得意とする「ささくれP」によるGUMIオリジナル曲です。
変則的なサウンドと深い歌詞、インパクトのあるアーミースタイルGUMIのイラストPVが人気になり、「メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト」「blue bird」などと共に発売初期のメグッポイドの代表曲となりました。
その内容は、当時話題になっていた表現の自由を規制する動きに対して反旗を翻すという意味、とされることが多いですが、謎も多く様々な解釈があるようです。
PVのアーミー風GUMIのイラストは「茶ころ」さんによるもので、一部で賛否両論だった公式絵のゴーグルと頭指差しポーズそのままに、かっこよくワイルドなGUMIにアレンジしています。
ささくれPは、他にもGUMI曲「カムパネルラ」も殿堂入りさせています。



 メグッポイドで Miracle∞Gumiracle 【東方vocalカバー】
ハロPによる、東方アレンジ曲「Miracle∞Hinacle」のカバーです。イラストは東方系の人気絵師「ドロワの人」の作品で、東方キャラクター「鍵山雛」とGUMIを融合させたような絵になっています。
神調教職人として有名なハロPですが、もともとリアルな歌声と評されるメグッポイドをハロPが調声する事で、不自然な点がまったく聞き取れないほどの人間らしい歌声になっています。まるで、中島愛さんが本当にこの歌を歌っているようにも聞こえ、比較動画を見てもどちらが人間かわからないレベルの神調教です。
新しいボーカロイドが発売されたばかりの時期は、その実力を知るためにカバー曲にも多く人気が集まる傾向があります。そして、そうしたカバー作品の中から最高の一作が、ボーカロイドの性能の基準として長く名を挙げられることになるのですが、メグッポイドではこの「Miracle∞Gumiracle」がその一曲になりそうです。



 【GUMI】きみにごめんね【メグッポイドオリジナル】
フェイPによるGUMIオリジナル曲で、イラストは人気PV職人ちほPの作品です。
フェイPの得意とする綺麗で爽やかなメロディーにのせて、不器用で素朴な少女の失恋とひたむきな想いが歌われています。この作品でのGUMIの歌声は、ボーカロイドや歌手というよりも等身大の素朴な少女をイメージさせて、作品によく合っています。
キャラクターやソフト性能の評価が固定していないメグッポイドでは、作者によって様々なイメージで曲が作られていますが、この作品のような普通の少女のイメージが比較的多いようです。



 「羽」 song by GUMI
ブーム初期を盛り上げたベテランPの一人「baker」さんの初のメグッポイド使用曲です。
bakerさん自身が「良くも悪くも自分っぽくなった気がします」と語っているように、寂しく切ない感じの曲と、微かにかすれたような生々しい調声、ギターが印象的なサウンドやキャラクターを使わない実写PVなど、bakerさんらしい要素が多く使われた作品になっています。代表曲「celluloid」とも似た雰囲気があるかもしれません。
アルバム「film stock」のために作られた曲の一つで、同じくGUMIを使った収録曲「違う空」も続けて投稿されました。



 【GUMI】さよならポラリス【オリジナル曲やで】
メグッポイドでボーカロイドデビューして、その後もGUMIでオリジナル曲を発表している作者「Nem」さんによる作品です。デビューと言っても元々プロ活動もしているアーティストだったらしく、一曲目の「宵闇のアウグスティン」から非常にレベルの高い楽曲で視聴者を驚かせました。この「さよならポラリス」も楽曲・ボーカロイドの調教共にさすがのクオリティで、切ない別れの歌詞と軽快なバイオリン演奏が印象的です。
作者のNemさんは自分で歌った「歌ってみた」も投稿している「歌うP」でもあり、歌声もプロレベルです。


最終更新・2010/10/2 人気ブログランキングへ ←押してもらえると励みになりますm(_ _)m

テーマ : ボーカロイド ジャンル : 音楽

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