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2008.03.05 (Wed)

ミクの妹・鏡音リン

VOCALOID2 鏡音リン・レン act2VOCALOID2 鏡音リン・レン act2

クリプトン・フューチャー・メディア 2008-07-18
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初音ミクに続く、クリプトンのCVシリーズ2番目のボーカロイドが「CV02鏡音リン・レン」(かがみね)で、
ミクの二倍、男女2人分の音声ライブラリを持ちます。

その、同じ声優が演じる対の男女ボーカロイドのうち、少女声を担当するのが「鏡音リン」です。
その名前は、「鏡に映ったような対の姿(声)」を持ち、その歌声が「鈴の音」のように広い世界に響き渡るようにつけられました。また、RINという名にはステレオの「R」の意味もあります。
現代的で活発な印象のセーラー服は、初心者向けに広く普及したシンセサイザー「EOS」(BX&B200)がモチーフになっていて、胸当ての「ト音記号」は、レンとの対照で女性的な高音を象徴していると思われます。

ボーカルとしてのリンは、ミクの苦手としていたパワーボイスを持ち、やや幼い感じの声でパワフルに歌う事ができます。良調教の作品では、ミクよりも人間らしく聞こえるという人もいるようです。
ただし、思ったように声を調整するのが非常に難しく、中~上級者でないと常に滑舌の悪さに悩まされる「じゃじゃ馬でピーキー」なボーカロイドでもあります。
発売から半年後に発音の欠点を補正したACT2が発売され、ある程度は扱いやすくなったようです。
キャラクター的にはレンの双子の姉でミクやMEIKOの妹とされることが多く、調整の難しさとパワーのある声から、じゃじゃ馬で活発な女の子というイメージが付いています。




 【鏡音リン】炉心融解【オリジナル】
鏡音リン・レン誕生から一年を経て生まれたリンの代表曲です。ダブルミリオンを越えるリン最大のヒット曲でしたが、作者により一度削除されてこれは再アップされたミラー動画になります。
非常に高クオリティな2D・3D融合PVと、やや後ろ向きでいくつもの意味を持たせた歌詞が特徴的で、リンならではの力強さも持っています。現実世界への違和感や死への憧憬を感じさせる歌詞は、ボーカロイドの中でもリンの声だからこその表現になっていて、多くの共感を呼びました。
この動画は、プロやセミプロも参加した製作チームによる分業で作られたコラボ作品で、派生作品の多さや10代に共感される歌詞など、曲調はまったく違うもののryo作品と似たヒットの仕方をしているようです。
動画製作者によるPV解説や、bakerさんも参加したコラボ作品であるミクリミックスバージョンなど、製作者達自身による関連動画も作られています。
この曲のヒットの影響なのか、2009年には後ろ向きで、どこか歪んだり傷ついた心を歌ったリンオリジナル曲が多くヒットしています。



 【鏡音リン】ココロ 自作PV【完成版】
リンの代表曲の一つで、リン・レンコンビの得意とする物語風の曲です。
生みの親の博士が死んだ後も生き続け、博士が求め続けた「ココロ」を得ようとするロボットの少女の、悲しくも感動的な物語です。
リンオリジナル曲の中でも特に大きな人気があり、2009年夏にはこの曲を原作とした舞台劇が公演されて話題になりました。
「炉心融解」が出るまでのリンは、この「ココロ」と「悪ノシリーズ」が主な代表曲とされていたため、鏡音は物語音楽ばかりがヒットすると言われる事もありました。
作者のトラボルタPは童話調の曲を得意とする最高のリン職人の一人で、扱いの難しいリン・レンを使って5つもの殿堂入り(10万再生)曲を作り出したリンマスターです。
「ココロ」は非常に多くのPVや派生作品が作られていて、この動画も別の作者によって作られたPV版です。PVの制作に5ヶ月もかかったという労作で、このプレイヤーでは表示されませんが、ニコニコ動画で見ると画面上の広告スペース(ニコ割)でPV作者の独自解釈によるサイドストーリーが展開されるというオマケもあります。気になった方は、ぜひ見に行ってみてください。



 【鏡音リン】ケロ⑨destiny
東方アレンジ曲のリンカバーです。リンはACT2が使われています。
とても可愛い声優風の歌声に調声されていて、ほとんど人間と聞き分けられないほどの神調教です。合いの手などの部分もとても自然ですが、日本語ボーカロイドが苦手とする英語と、セリフ部分で不自然さが出てしまっています。
それ以外は完璧で、ACT2の性能を最高に発揮した傑作カバー曲です。とにかく可愛いです。
作者のawkさんはカバー専門の職人で、伸びにくいカバー曲で7つもの殿堂入り作品を作っています。特に代表作の「VOCALOIDでニコニコ動画流星群」は、マイリストランキング総計で上位に入っているほどの人気動画です。



 【手書きPV風】 下剋上(完) 【鏡音リン・レン】
一行Pによるリンとレンのデュエット曲「下克上(完)」の手書きPV版です。
2008年春に発表された曲で、リン・レン発売から三ヶ月が経ってネタが一段落する一方、評価される本気曲は少なくて勢いの衰えつつあった鏡音姉弟に発破をかける、勇ましい応援歌です。
レンとリンが「鏡音一家」の「若」と「お嬢」となり、「先代」のミクに対して「おK、緑は敵だ」と威勢を上げています。たしかに、当時ランキングに上がるのはミクばかりで、後継者になるはずの鏡音リン・レンは厳しい状況でした。
しかし、この曲に発破をかけられたからかどうかは解りませんが、同時期に発表された「ココロ」「悪ノ娘」は後にリンレンの代表曲といわれるほどの人気作となり、さらに3ヵ月後には待望の修正版(ACT2)がリリースされるなど、徐々にリン・レンも勢いを増していく事になります。



 鏡音リンアレンジ曲「Seeker Rin ver.」
No.Dさんのミクオリジナル曲「Seeker」を、 ぺぺろんPがアレンジしてリンに歌わせたカバー作品です。
激しく疾走感のあるロックに合わせて、巻き舌やシャウトなど変化にとんだリンの声のパワーが生かされた「VOCAROCK」になっています。
ロックはオリジナル曲の中でも人気のあるジャンルで、VOCALOIDのROCK=「VOCAROCK」という専用タグもありますが、基本的にはボーカロイドにとって苦手なジャンルです。しかし、一音が短く収録されているため速い歌唱とメリハリのある発音が得意なリンは激しい曲に適性があり、ロックにも比較的向いたボーカロイドと言われています。



 【鏡音リン】のろいのめか゛ね ~ stray girl in her lenses【オリジナル曲】
「ぶっちぎりにしてあげる」やKAITOの
「白虎野の娘」「ハルディン・ホテル」などで有名なカバー職人・ぶっちぎりPによる初のオリジナル曲です。
奇抜な世界観のPVと奥の深い歌詞、懐かしのゲームを思い出させるピコピコサウンド、カバーで鍛えられた神調教のトークやシャウト、どれもが非常に高いレベルの傑作です。
特に、ボーカロイドの苦手分野であるセリフとシャウトが驚くほど上手く、ピリピリイライラしたリンが実に生き生きしています。



 【鏡音リン】 「13cm」 【オリジナル】
アニメ声で子供っぽいイメージが強いリンを使い、他にないハスキーな調声でアダルトに歌わせる、クラフトPの「黒リン」シリーズの1曲です。この独特の枯れた調声は、クラフトPが「CLUB MEIKO店内ソング」で初めて作り出した声で、大人っぽいリンという意外性が非常に好評だったためその後シリーズ化しました。
中でも、この「13cm」は特にエロカッコイイ歌になっていて、クラフトPの黒リンの中でも最も人気がある曲です。13cmが何の長さかについては深く考えない方向で。
リンは、ミクと比べると声がリアルで、調整できる幅も大きいボーカロイドです。滑舌の問題があり扱いにくいものの、使いこなせれば様々な歌を歌いこなせる事が、この曲でもよく解ります。



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テーマ : 初音ミク ジャンル : 音楽

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